チーム規模で違う?プロダクト開発の意思決定と合意形成の裏側を聞いてみた【開発PM勉強会vol.23】

devPM運営

2023年9月はレンタルスペースマッチングプラットフォーム「instabase」を運営する Rebase様 のテーマ協賛!
第23回開発PM勉強会はプロダクト開発の意思決定と合意形成の裏側 をテーマに開催しました。

事業成長のためにスピードが求められるプロダクト開発の現場、
部署の横断や経営層への稟議など、ステークホルダーとの合意形成もPM必須スキルの一つです。
今回は、大規模組織と少数精鋭チームそれぞれの方にお越しいただき、大変さや対応の工夫を、どちらも紐解いてみました。

開催概要

開催日時:2023年9月28日(木)19:00〜21:00
開催場所:Zoom
企画内容:チーム規模で違う?プロダクト開発の意思決定と合意形成の裏側を聞いてみた

イベントページはこちら👇
https://peer-quest.connpass.com/event/294300/

PMの皆さん、プロダクト開発の意思決定どうしてる?

実際に大企業で活躍されるPM2名、レンタルスペースマッチングプラットフォーム「instabase」を運営する Rebase様それぞれの視点でお話いただいています。

時間タイトル発表者
19:00オープニングトーク運営スタッフご挨拶・イベント案内
19:10【大規模チーム事例】多様な事業を支援する情シス部門の合意形成岡崎 文哉 さん / 株式会社ディー・エヌ・エー
19:20【中規模チーム事例】すばやくユーザーに価値を届ける!中規模組織での合意形成と体制今昔話浅子 拓耶 さん / note株式会社
19:30【小規模チーム事例】“やりたい” ドリブン開発髙畠 裕二 さん / 株式会社Rebase
19:40【小規模チーム事例】小規模チームの裏話 – 弱者のマインドセット林田 遼 さん / 株式会社Rebase
19:50皆さんからの質問募集タイム当日質問フォームに送っていただきます
19:55ぶっつけパネルディスカッション!登壇者+株式会社Rebase PM 鶴岡 洋子 さん
20:20スポンサー紹介株式会社Rebase PM 鶴岡 洋子 さん
20:25次回予告など浪川 舞 / PeerQuest Inc.

【大規模チーム事例】多様な事業を支援する情シス部門の合意形成/岡崎文哉さん

初めに登壇いただいたのは株式会社ディー・エヌ・エーに所属している岡崎 さん。今回は情シス部門の実際のプロジェクト事例をもとに、どのように合意形成をおこなってきたかをお話ししてもらいました。

岡崎さん曰く合意形成には以下の3つのポイントがあるとのことでした。

  • 本質的な価値の提供
  • 優先順位の選定
  • 理想のチーム状態と現状のGAP

この3つのポイントを抑えるために具体的にやるべきこともお話しされており、その中で岡崎さん自身が実体験をもとにおすすめも教えていただきました。

最後に登山を例にお話いただいたことで、難しく考えがちな合意形成のアプローチの解像度がさらに高くなりました。

【中規模チーム事例】すばやくユーザーに価値を届ける!中規模組織での合意形成と体制今昔話/浅子拓耶さん

2番目に発表いただいたのは、note株式会社の浅子さん。
noteの創業期から現在に至るまでの合意形成・意思決定の変遷をお話いただきました。

浅子さんによると、noteの意思決定は以下の変遷を辿ってきたとのこと

  • 創業期
    • 経営陣(CEO・CXO)が何をどう作るかまでリードし、スピードある意思決定を行う
  • 拡大期
    • やるべきことが増え、経営による把握が難しくなる。専任PjMを設置
  • 現在
    • よりスケールさせられるようにプロダクトマネージャー・マネージャーなどに意思決定を移譲

このようにフェーズによって合意形成・意思決定は変わっていきますが強いMVVがあると建設的にまとめられるというお話で締められておりました。どのようにMVVをもとに進めてきたか、非常に学びの多いお話でした。

【小規模チーム事例】“やりたい” ドリブン開発/髙畠 裕二さん

3番目に発表いただいたのは、株式会社Rebase CTOの髙畠 裕二 さん
緊急度と重要度の軸をもとに「やりたい」ドリブンの開発とは何か・やりたいドリブン開発の進め方をお話しいただきました。

「やりたいドリブン開発」すなわち「緊急度は低いが重要度が高い」ものを具体的にどういうプロセスをもとに開発を進めてきたかをご説明いただきました。

緊急度の高いものに目が向いてしまう日々の中で丁寧に「意義づくり」「リスクの洗い出し」を行われていることがすごく印象的でした。

ビックウェーブに乗るためにいかに重要度の高い機能の開発を進められるかの重要性を再認識できる内容でした。

【小規模チーム事例】小規模チームの裏話 – 弱者のマインドセット/林田 遼さん

最後は株式会社Rebaseの林田さんに小規模チームで動く際のマインドセットについてお話しいただきました。

林田さんは2017年のエンジニアが3人しかいない、プロダクトライフサイクルにおける「導入期」に入社されました。

そういった小規模チームで動く際に林田さんが意識していたことは

「とにかく迅速に価値を提供する」

こととのこと。そういった意識の中で起きた

  • デザイン面の課題
  • 開発面の課題

を実例をもとにご紹介いただいております。

足らないことを言い訳にせず取り組む姿勢がすごく学びになりました。

ぶっつけパネルディスカッション

登壇者とリアルな会話をしている気分になれる、と毎回好評なパネルディスカッションも開催!

今回も登壇者の皆さんと、スポンサーのRebase様とともに質問に回答していただきました。

不確実性の高い中で、意思決定が結果的に間違っていた時ににきちんと謝罪をしてから上層部と「次をどうするか」を議論し立て直すことの大切さを改めて認識できました。

また、多様なステークホルダーに囲まれる既存プロダクトの「新任PO」の立ち回りのコツはシンプルに「信頼関係の構築」に集約されていたことも印象的でした。

詳しい回答や答えきれなかった質問については、今後 noteメンバーシップでも取り上げていきますのでぜひご参加ください。

まとめ

さて、当日ご参加いただいた皆さんは、様々な状況下での意思決定・合意形成に奮闘するPMの姿から学びを得られましたでしょうか。

今回、スポンサードいただいた株式会社Rebaseでは、一人ひとりの「らしさ」であふれる世界をビジョンにレンタルスペースマッチングプラットフォーム「instabase」を運営されています。ご興味がある方はぜひお問い合わせしてみてくださいね♪

https://www.wantedly.com/companies/rebase

今後も開発PM勉強会ではプロダクト開発現場の課題解決に繋がるイベントを企画して参ります!
ぜひお気軽に何度でもご参加くださいませ。


※開発PMの採用や育成にお困りの企業さまはdevPM運営チームにお気軽にご相談ください※
メール:contact@peer-quest.jp / DM:@devPM_io

イベント協賛のお問合せはこちら:https://dev-pm.io/devpm-sponsor/

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