効果的なユーザーインタビューを設計する4つのステップ

津田将信

「プロダクトを作る上でユーザーと対話することが何よりも大切だ!」と最近は至る所で言われるようになってきました。

ただ、なんとなくユーザーと話しをして、その結果何が得られたかわからず、「このあとどうしたらいいの?」みたいになることありませんか?

なので、今回はプロダクト開発に直結するための効果的なユーザーインタビュー設計方法を書こうと思います。

効果的なユーザーインタビューを設計するには以下の4つのステップが必要です。
くれぐれも「いきなり質問を考える」ことはしないようにしましょう!

熱狂的なユーザーをリクルーティングする

まず、行うことはインタビュー対象者の「リクルーティング」です。
このときに大切なことは「熱狂的なユーザーを集める」ことです。

熱狂的なユーザーとは
「プロダクトの世界観を理解し、本当に価値を感じてくれている人」です。

反対に、自らのプロダクトに本当の意味で熱狂的になっていないユーザーはいわば、プロダクトに価値を感じていない人ということになります。

価値を感じていない人にインタビューをしてしまい、その内容を反映してしまうと、そのプロダクトは本当に届けたいユーザーに届かないものになってしまいます。

そのため、インタビュー対象者をリクルーティングするときに熱狂的なユーザーを集めることが重要です。

インタビュー全体の目的を定める

次にやることはインタビューの目的を定める必要があります。
「インタビューはなんのために行うのか」「インタビューを通して何が知りたいのか」を明確にしましょう。

例:今のプロダクトがユーザーに与えている価値はなんなのかを明確にしたい

例:ユーザーが抱えている課題を深掘りしたい

目的を達成するための必要な要素を洗い出す

次に行うことは、インタビュー全体の目的を達成するための必要な要素を洗い出すことです。

例えば価値を明確にすることが目的ならば、それを達成するために
・ニーズを掘り下げる
・プロダクトのどの部分が一番魅力的だったのかを知る
・利用する前と利用後に変化したところはなんなのか

など、全体の目的を達成するために知りたいことを洗い出していきます。
これによって、自分は今回のインタビューで何を聞き出せばいいのかがわかります。

質問を決める

ここまでできればあとは、それぞれの要素に対して質問を決めていくだけです。

「ニーズを掘り下げたい」
→サービスを知った時の印象はなんだったかを聞く
(どういう第一印象だったから使ってみたいと思ったのかを聞くことでニーズを導き出せそうだ。)

というようなイメージです。

以上が効果的なユーザーインタビューを設計する4つのステップでした。

・熱狂的なユーザーをリクルーティングする
・インタビュー全体の目的を設定する
・全体の目的を達成するための必要な要素を洗い出す
・質問を決める

ぜひ試してみてください。

いいね!
この記事を書いたPM
津田将信
@tsuda
  • Twitter

大学卒業後、コンサルティング会社にてCRM導入プロジェクトに従事。

2017年スタートアップに転職し、社内事業部COOとしてこども向け教育事業の立ち上げを行う。

現在はNowDo株式会社にて0-1フェーズの事業を複数担当。PMだけでなくUXリサーチ、カスタマーサクセスなどフェーズ、状況に応じて複数の役割を兼任する。