新米マネージャー向け!はじめての目標設定のポイント3選

津田将信

「来週から、君にこのプロジェクトを任せようと思う」
「次のクオーターの目標を早速検討して、チームが同じ方向を向いて動けるようにして欲しい」
「マネジメントは初めてだと思うが、君ならできると思っている。期待しているよ」

6月から新しい期が始まる会社も多いこの季節に、初めてマネジメントを任されることが決まった人もいるのではないでしょうか?
しかし、マネジメントは初めて、いきなり目標を設定しろと言われても何から始めたらいいかわからない・・。
そんな新米マネージャーのあなたに「新米マネージャー、初めての目標設定方法」と題しまして、目標設定におけるポイントをいくつかご紹介します!

この記事を読み終わった時、あなたはすぐに目標設定に取り掛かれるはず!

ポイント1:自分の意思・気持ちを大切に。

新米マネージャーのよくある失敗が「過去のプロジェクトの事例をきちんと分析・検討をした上で、妥当な目標を設定しなければ」と考え、いつまで経っても目標が決まらない状態に陥ることがあります。

確かに、分析をし根拠ある目標を設定することは大切です。しかし、それよりも大切なのが「あなたの意思・気持ち」です。

特に、不確実性の高いこれからの時代には数ヶ月先のことすら誰もわかりません。
わからない中でいくら分析しても、その結果は「多分それは妥当だと思う」程度です。

そこで大切になるのが「目標の妥当性」より「その目標を達成したいと思うかどうか」です。
あなた自身がその目標を達成したいと心から思っていればチームメンバーもその気持ちに応えようとしてくれるはずです。

あなたがその目標を達成したいと思うか(意思)→その目標が無謀すぎないかどうか(分析)

まずは自分の気持ちに正直になってみることをお勧めします。

ポイント2:定性・定量、両方の目標を立てる

目標を設定する時には数字目標だけでなく定性的な「〇〇な状態」という目標も立てましょう。
なぜなら、本来あるべき姿を逸脱し目の前の数字だけを追いかけてしまうなど、チーム全体の視野が狭くなる可能性があるからです。
「自分たちは〇〇という状態を作るために〇〇という数字を追っているんだ」という共通認識がチームに生まれると、広い視野でメンバー全員が同じ方向に進むことが可能となります。

一方、これは一朝一夕では意外とできないところもあるので以前執筆したOKRのしくじり5選も参考にしてみてください。

ポイント3:目標の登り方を明確にする

次に必要なのが「目標の登り方」を明確にすることです。
例えば以下のような方針が考えられます。

  • これまでのやり方を根本的に見直して、新しい形を作りたい
  • 既存のやり方は踏襲した上でさらに生産性を上げていきたい

仮にこの方針が決まっていない場合「Aさんはこれまでのやり方を変えて、新しいことをどんどん試したい」「Bさんはこれまでのやり方の生産性を上げていきたい」というような状態になる可能性が起きます。
するとチーム全体で目標に向けて進む方向性がバラバラとなってしまいます。

そのため、マネージャーとしてはこのプロジェクトは目標に向けて「どう登るのか」をあらかじめ明確にする必要があります。

登り方が決まれば、そのあとは細かい指示も必要ありません。メンバー全員が同じ方向を向いて自主的に目標に向かっていくことができるようになります。

いかがでしたでしょうか?この3つを意識すれば明日からあなたもマネージャーの第一歩を踏み出せます!
ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いたPM
津田将信
@tsuda
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大学卒業後、コンサルティング会社にてCRM導入プロジェクトに従事。

2017年スタートアップに転職し、社内事業部COOとしてこども向け教育事業の立ち上げを行う。

現在はNowDo株式会社にて0-1フェーズの事業を複数担当。PMだけでなくUXリサーチ、カスタマーサクセスなどフェーズ、状況に応じて複数の役割を兼任する。