結婚、離婚で実感したプロジェクトマネジメント

山田高稔 / やまぴ
山田高稔 / やまぴ

委員会、サークル、○○イベントの企画、○○成功大作戦、告白、プロポーズ、結婚・・・

プロジェクトというと、会社、仕事というイメージが強いかと思います。
しかし、プロジェクトは何も仕事だけではなく、プライベートでもありますよね。ここでは、そんなプライベートでのプロジェクトとして、結婚~離婚、を取り上げてみたいと思います。

主張

  • 人との出会いは、身近に存在。
  • お互いを尊重し合うことが大切。
  • お互いに細かく報告しあうことが大切。
  • 離れた人を悪く言わない視点。

人との出会い、というステージ

ドキドキ感

社内プロジェクトであれば気心知った仲間から、プロジェクトメンバーを見つけられます。社外となると、どんな人がプロジェクトメンバーになるかわからない、というのは経験している人も多いと思います。

とても不思議なもので、人と出逢うとドキドキすると思います。
社外のプロジェクトメンバーを見つけるのもドキドキします。

人と出逢うというドキドキ感と、社外のプロジェクトメンバーを見つけるというドキドキ感は同じものなのかもしれません。

私は、と言えばですが、
実家暮らしではなく、学生時代に育った街で就職をした訳でもありません。
知人がいない、そんな街の企業に就職をしました。

就職をすると、何が起こるか。

自分の知人が居ないわけですから、自分で知人を作ろうとします。
サークルに入ったり、イベントに参加をしたり、サークルを探してみたり、ランニングをして見たり。

社外のプロジェクトメンバーを探そう、というステージも同じで、
社外のプロジェクトメンバー、協力会社、フリーランスの方と最初から知り合っている人は皆無だと思います。

今ではフリーランスや副業する方と繋がるWebサービスがありふれてきました。そんな今の時代であるからこそ、どのようにして人と繋がるか。キッカケが、その人をまさに表すように思います。

身近にある、きっかけ

私が普段から行っている活動の一つに、勉強会への参加、というものがあります。技術系にとどまらず、非技術系、デザイン系に対しても積極的に参加をするようにし、新しい人と出逢うようにしています。

例えば、以下のような勉強会への参加をしてきました。新潟県下での活動が多いですが…。

他、「市民向けのイベント企画公開講座」なるものにも参加したこともあります。挙げればキリがありませんが、人と出逢うキッカケは、身近にある、そう思います。

人との結婚、というステージ

何かあるからこそ…

人と出会うと、その中で「気になる人」が出てくると思います。
いわゆる、「頭から離れない」「ドキドキする人」

どうして、頭から離れないのでしょうか。
どうして、ドキドキするのでしょうか。

・あの人はどうして、あそこで立ち振る舞えるのだろうか。
・あの人はどうして、あんな考えに至ったのだろうか。
・自分にどうして優しくしてくれたのだろうか。

種々あれど、自分が気になる【何か】がある。
だからこそ、頭から離れない。
予想が付かなくてドキドキしてしまい、脳がきっと混乱するのでしょう。

では、プロジェクトでは、どうでしょうか。
自分が最初にプロジェクトに参画した時、相手との関係に色々悩みながら、次第に馴れ親しんでいく、そんな過去を体験した方は、多いのではないでしょうか。

お互いに出逢う人に魅力を感じ、
その人の仕事ぶりが気になり、
この人に頼んだら、どうなるのだろう、というドキドキ感をも楽しむ。

ある意味、仕事を通して恋を楽しんでいるのかもしれません。

気になるから何をしてもよいわけではない

気になる人と、どうやって近づきますか?
自分のことを一方的に話しますか?
以前、もてはやされた「飲みニケーション」が好きだ、という方もいらっしゃるでしょう。

どれでも、自分のスタイルにあわせて活用すればよいと思います。

逆の立場であったら、どうでしょうか。

近づきすぎると、引いてしまう人。
いわゆる、プライベートゾーンに入ってくるのが、早すぎる!というパターン

相手のことばかり話されて、なかなか話についていけない、と感じる人。
聞くだけで、少し疲れるかもしれません。

お酒の席はすきだけれど、お酒が苦手な人だっています。
正直、非常に難しい問題ですよね。

人と惹かれ合う、
相手と信頼関係を作るのは、プロジェクトでさえ大変だと感じています。
相手の心の内はわからない。同じように、相手も自分の心の内がわからないはず。どこまで自分のことを引き出しから出すかは加減が難しいところですが、
相手の表情を見て、相手の話を端々で拾っていく。
そうやって、少しずつ信頼関係を醸成していくのだと思います。

信頼関係から尊重へ

「信頼」=信じて頼る。
思いつく言葉として、「信用信頼」という言葉があります。

新人時代から今の今まで、指導してくださっている人がいます。
その人からは「信用信頼」の大切さをずっと指摘してくださいました。

「信頼」される前に、まずは「信用」されなさい。

会社での一コマ より

信頼って、「頼る」と書くとおり、頼り頼られる関係、というすごい高いステージだと思います。
対して「信用」は、信じて用いる・用いられる関係。そこに結果はつかないかもしれないけれど、「用いる」関係であり続ける。

これって、人としての根幹の関係だと思うのです。

そもそも最初「用いる」ことすらありません。
次第に、相手との関係が変わってきて、この人に頼んで見たい、どんな意見が出るか聞いてみたい、と「用いる」わけです。
用いて成果物や反応を見て、次第に関係を調整していく。

その結果、より懐深い関係になっていく。

相手をいかに長い目で見て付き合えるか、ということのような気がします。

結婚はまさに人と人の長い付き合いです。
相手と育ってきた関係も違う。人間関係も違う。価値観なんぞつゆ知らず。
そんな二人が、長い期間をかけて相手を知り、相手に知ってもらいながら付き合っていく。次第に惹かれ合っていく。夢や将来を語り合う。悔し涙やケンカもするかもしれない。

まさに「信頼」そのものになっていくのだと思います。
子どもを育てる関係になったら、なおさらだと思います。

人との離婚、 というステージ

心理的距離

「信頼」をしてきた相手と、突然ブチッと切れることがあります。
自分を見てくれていない。
相手からの言葉が、なぜか心に響かない。
単純に自分の興味の行く先が変わった。
心にすれ違いを感じる。 等々。

あげれば、きっとキリがないでしょう。

ただ大雑把に分ければ、おそらく以下。
・心理的距離
・物理的距離
・金銭的なこと

金銭的、物理的な距離は目に見えて発生がわかるので、対処の仕方はある気がします。

では、「心理的距離」はどうでしょうか。

いつからか、心がすれ違っていた。
なんだかさみしかった、と言われた

こんな言葉を投げ駆ける場面を、ドラマでも見ます。
心がすれ違うのは、なぜ?さみしかった、と感じていたことに気がつかなかったのはなぜ?

きっと、自分が相手を見ているようで、本当は見ていなかったからではないでしょうか。表面だけを見ていた、言葉をそのまま受け止めていた、軽く考えていた、など自分の評価軸と、相手の評価軸が掛け違っていると、きっと容易に起こってしまうことだと思います。

掛け違わないためには

仕事では、「ホウレンソウ」を大切に、と言われます。
「報告」「連絡」「相談」の頭文字ですが、この順番にやるとよい、という語呂合わせでしょうか。

最初に「報告」が来ていますが、それだと「事後報告」になってしまうので、
個人的には「ソウホウレン」で行うように気をつけています。まず相談から。

そう、何事も「相談」が大だと思うのです。

よくある風景↓

次の日曜日、会社の人とゴルフだから。

会社の人と、家で呑むから。

今日、呑み会で遅くなるわ。

どこからか、聞こえてきそうですよね。

一見報告をしているので、本人は安心。
聞いた側は、たまったもんじゃない、というパターンですよね。
大体これについてくるのが「なぜ、もっと早く言ってくれないの!」というトゲのある言葉でしょう。

報告のタイミングもそうですが、そもそも勝手に決めないで!という声が聞こえてきそうな会話例だと思います。

自身も、この結婚、というプロセスを一度経験してきました。
この例が私の結婚例に当てはまる訳ではないですが、
ただ、相手を知って、色々日々過ごしていく中で、いつの間にか、相手を尊重していなかったのかもしれない。当時を振り、そう感じています。

細かすぎて困る報告、相談は無いと思います。
相手を思いやって、まずは勝手に決めない。細かくてもよいから、相談をする。
普段のプロジェクトのメンバーとも、大前提として、相談を含めたソウホウレンの徹底が必要だと思います。

離れてしまった時は…

知らない人と出会い、相手を知るだけでも奇跡。
相手に興味を抱いてもらうのは、それ以上の奇跡。

自分のことが中心になることが増えてきたことに気がつかず、
私は、相手の方には本当につらい時間を過ごさせてしまった、と思います。

「信頼」をしてきた相手と繋がることができない、という心理不安定性。
きっと文句の一つでも言いたくなる、そんな人は多いのではないでしょうか。

文句を言うという行動は、ストレス解消、とよく言われます。
しかし、実際は、文句を言うと脳が「自分自身に対して」文句を言っていると勘違いするそうです。脳は単純であるようです。
参考)https://diamond.jp/articles/-/126316

自分から離れてしまった相手、仲間に対して、もし悪口を言っていたらどうなるか。

文句を言い続けると、まさに自分に対して言っている感覚に陥り、自然とパフォーマンスが下がってしまいます。人の悪口を言うのも、また然りです。
自分の心が反応し、いつの間にか、自分を攻撃していることに他なりません。文句を言うのは、すごく心と脳に負担がかかってしまうのです。

事情があってプロジェクトを去る人、
会社との契約が切れる人がいる方もいらっしゃると思います。

その人との出会いがあって、きっと成功したこと、学んだことがあるのだと思います。気がつかないうちに、自分たちが相手に与えていることもきっとあるでしょう。

どこかで、また繋がる日を夢見て、
お互いに次につなげれば、すごく素敵な時間だったと思えると思います。

苛々して相手のことを悪いイメージのままにするのではなく、
どこが自分にとってプラスであったか、そう考えると、
きっと心が楽になるのだと思います。


考え方を変えるのは、容易ではありません。
相手を見る視点を変えるのも、非常に大変な作業です。

私が学生時代に出会った人の中に、多重人格の人がいます。その人と接してきて、自分を別人格として外から見るという状況が人間にはあることを知りました。

そして、十数年。
本屋で見かけた言葉。NLP。

ふと読んで見て思ったのです。これだったのだ、と。
スポーツ界や、大統領、首相が行う、ストレスに立ち向かう訓練法。

無意識に行ってきたその手法は、自分の心を強くしてくれた。そう感じます。
離婚した時は色々ありますが、それでも今はある程度昇華できるようになりました。

大切な記憶、家族観。人生観をとおして、人との接し方の大切さを学びました。
学んでみて、改めてプロジェクトでの接し方と同じであることに気がつきました。

家は、プロジェクトそのものであったのです。
普段の炊事洗濯、家事、子育て、買い物、知人友人関係、親戚付き合いのスタンス 等。全て、自分で回るものではなく相手をはじめとした周囲の手助けがあって初めて成り立っているものばかりです。「俺は仕事で疲れているんだー」という声は、少し視野を広げる必要がありそうです。

報告以上に、相談
そして、相手を尊重することが、何より一番大事ですよね。

やまぴ
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この記事を書いたPM
山田高稔 / やまぴ
山田高稔 / やまぴ
@84taka
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駆け出しPM。
愛知→石川→新潟と飛んできた、新天地が大好きな人。

SIerに新卒で入社後、給与業務、販売業務の自社開発に従事。
畑違いながらWeb開発にて企画を経験し、以後、ベトナム側とのオフショア開発窓口を中心に経験。
新潟(長岡市)拠点勤務時代にMS系の技術勉強会、Niigata.NETを開始。
新潟拠点に異動となったことを機に、更に多くの勉強会、ボランティアを行う。

プライベートでは、
「西野亮廣講演会in長岡」「西野亮廣講演会in新潟」のスタッフを飛び込みで経験。
そこから、スタッフ業に興味を抱き、芸能イベントのキャスティング会社にて面接を受け、ボランティアとして活動開始。
アイドルのフェスイベント、テレビ局のお祭りイベント、青年会議所の忘年会などにて
芸能人のマネージャー業を一端として経験しながら、イベント業、テレビ業界の下支えの大切さを痛感。


...と、動きっぱなしの傍ら、
十数年の間、社内会議や立ち振る舞いがうまくいかないことが気になり心療内科を受診。
自身がASDと診断される。自身の物事への処理能力が極端に低いことが判明し、駆け出しPMとしてどうなんだ、
と思いつつ、改善するべく活動中。奮闘ぶりが伝われば幸いです。
・発達障害コミュニケーション指導者初級認定講座
・臨床応用コミュニケーション(コミュニケーション検定4級) を取得。
※意見や活動内容は私個人の見解に基づくものであり、
 所属企業・部門の見解を代表するものではありません。