東大関連イノベーション!プロダクト成長と技術的挑戦のバランスどうしてる?【開発PM勉強会vol.18】
2023年3月は 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 様と共催!
第18回となる開発PM勉強会は、東大関連スタートアップのCTO、VPoEにお越しいただき、プロダクトの成長を技術的な側面で話していただきました。
今回もたくさんの方にご参加いただき、PMはもちろん、開発を担うエンジニアの方にとっても勉強になる知見が盛りだくさんだったように思います。
開催概要
開催日時:2023年3月22日(水)19:00〜21:00
開催場所:Zoom
企画内容:プロダクト成長と技術的挑戦のバランスどうしてる?
イベントページはこちら👇
https://peer-quest.connpass.com/event/275992/
新規技術の導入タイミング、技術的負債の解消、様々な事例を共有
今回は東大関連のイノベーション企業が集結、ということで、技術研究と日々向き合っている方々に登壇いただきました。
時間 | タイトル | 発表者 |
---|---|---|
19:00 | オープニングトーク | 運営スタッフご挨拶・イベント案内 |
19:05 | 技術的挑戦との向き合い方 | 池田 徳正 さん / 株式会社Honeysol |
19:15 | 成功と失敗から学ぶ技術選定の考え方 | 大森 亮 さん / 株式会社Yoii |
19:25 | 技術的負債とか新しい技術とか | 城戸 祐亮 さん / 株式会社Legalscape |
19:35 | SIGNATE開発失敗談つめあわせ | 丹羽 悠斗 さん / 株式会社SIGNATE |
19:50 | 皆さんの質問募集! | 当日質問フォームに送っていただきます |
19:55 | ぶっつけパネルディスカッション! | 浪川 舞 / PeerQuest Inc. |
20:20 | スポンサー紹介・みんなのまとめ・総評 |
技術的挑戦との向き合い方 / 池田 徳正 さん@株式会社Honeysol
資料はこちら▶︎ https://drive.google.com/file/d/19tkXiBu0Xr6jzHtGH2V_7d-eGscuFtAP/view?usp=sharing
今回、ゲストとして登壇いただいた唯一の受託開発事業者である池田さん。
クライアントワークとして、様々な企業に伴走する形で技術開発をしています。
そんな池田さんは、受託開発の中でも、エンジニアの成長にとって好ましい技術的挑戦は可能である、と話します。
- リソースに余裕をもたせるマネジメント
- 運用保守のない短期的プロジェクト(プロモーション案件など)を活用
- コードの共通化ができる契約での受注
このような工夫によって、様々な技術を取り入れたり、自社にとって継続的に価値になる資産としての技術を残すことができているそうです。
受託開発では、顧客との契約内容が肝となるパターンも多いので、非常に参考になりました。
成功と失敗から学ぶ技術選定の考え方 / 大森 亮 さん@株式会社Yoii
資料はこちら▶︎ https://docs.google.com/presentation/d/1xV46PTMx07E3zbAIhzkApHtxvQkobliJpfeuXTnqgAQ/edit?usp=sharing
2番目は株式会社Yoiiの大森さんから、実際に自社でやってしまった技術選定の失敗談と解消するまでの経験を話していただきました。
初期はよかれと思って選択した技術でも、プロダクトが成長していくにつれて使い勝手が悪くなることは多々ありますよね。
Yoiiでは、初期の選択によって対応しなければならない技術的負債が3〜4人月ほど発生してしまったとのこと。それでも、サービス継続のために解消に取り組んだ経験は大変ながらも今後、長期的な価値になりそうです!
技術的負債とか新しい技術とか / 城戸 祐亮 さん@株式会社Legalscape
資料はこちら▶︎ https://docs.google.com/presentation/d/1eExY9f4MGsAqy9qXG6wuxAHKSAO5PDY351JK7bOQA58/edit?usp=sharing
3番目は、Legalscapeの城戸さんから。
Legalscapeでは、初期の段階から技術的負債の解消もロードマップに組み込んでいたとのこと。元々、経営層やコーポレートチームの理解があり、スムーズに進められたそうです。組織の理解は大事ですよね。
しかし、未来は予測できないので何をどう頑張っていても負債は貯まってくるもの…
現在は、その解消を目指して「山ごもりプロジェクト」を始めたんだとか。とにかく負債の解消だけにコミットする、という集中期間を設けることで一気に進めてしまう作戦だそう。
またこの山ごもりプロジェクトの続きは聞いてみたいですね!
SIGNATE開発失敗談詰め合わせ / 丹羽 悠斗 さん@株式会社SIGNATE
LT最後は、SIGNATEの丹羽さんから、開発失敗談詰め合わせ・・・と思いきや、時間の関係で単品になったそうです。笑
SIGNATEでは、一部外部のベンダーさんが担当していたレガシーなシステムを刷新することを決意。古い技術が使われていたりすることで運用保守が大変だったシステムを、まとめてリニューアルすることになりましたが…
これが一筋縄ではいかず、途中まで対応してリリースしたところ無事炎上したのだとか。辛い・・・。
参加者の皆さんからも、お気持ちお察しします…とのコメントが届いていたのが印象的でした。
ぶっつけパネルディスカッション
登壇者とリアルな会話をしている気分になれる、と毎回好評なパネルディスカッションも今回開催!
今回も様々な質問に回答させていただきました!特に、技術的な深い質問なども多かったのが今回の特徴です。
PMやエンジニアは、負債の解消だけでなく、次なる新しい技術への取り組みも常に考えなければいけません。昨今では、ChatGPTを始めとするAI技術の発展も目覚ましい中、いかにスピード感を持って取り入れるか、はPMの手腕にかかってくるところですね。
詳しい回答や答えきれなかった質問については、今後 noteメンバーシップでも取り上げていきますのでぜひご参加ください。
まとめ
当日参加いただいた皆さん、プロダクトの技術的挑戦への課題は解消できましたでしょうか。
今回、スポンサードいただいた東大IPC様では、大学関連テック系スタートアップへの転職・副業マッチングプラットフォーム「DEEPTECH DIVE」も運営しています。ご興味がある方は、ぜひ登録してみてくださいね。
https://www.utokyo-ipc.co.jp/dive/
今後も開発PM勉強会ではプロダクト開発現場の課題解決に繋がるイベントを企画して参ります!
ぜひお気軽に何度でもご参加くださいませ。
※開発PMの採用や育成にお困りの企業さまはdevPM運営チームにお気軽にご相談ください※
メール:contact@peer-quest.jp / DM:@devPM_io
イベント共催のお問合せはこちら:https://forms.gle/gZBW2rLXrNuWbEKFA