自分の好きや得意と向き合うことでチームメンバーの特性も発揮する|まいどるインタビュー

devPM運営

13:50〜登壇|devPMを企画した浪川舞(まいどる)さんに聞いてみた

7/26(日)に行われるチャリティーカンファレンス沖縄 vol.2は、devPMとタイアップしたプロジェクトマネジメント特集!

今回のインタビューは、今皆さんが見ている開発プロジェクト事例共有プラットフォーム『devPM』の企画・運営者でもある合同会社PeerQuest代表のまいどるさんです🎂

これまでのキャリアと、現在されているお仕事について教えてください。

大学は音楽大学に通っていたので、新卒の頃はITとは程遠い某音楽教室事業に携わっていました。その後色々と遠回りしながら中小SIerに転職しWebシステム開発に携わるようになります。
エンジニアやPMとしてプロジェクトに関わること6年。現在は合同会社PeerQuestをエンジニア3人で立ち上げ、さまざまな企業・チームの開発を支援しています。主に技術顧問からシステム開発の企画やPM的ポジションを担うことが多いです。

技術はあくまでも手段。プロジェクトが成功し、人に使われなければ意味がない

現在の職種・ポジションに至った理由や経緯を教えてください。

IT業界の転職時、元々は技術者としてスペシャリストを目指していました。(当時、新人の中ではそこそこ技術力も評価されていたほうだったと思いますw)
しかし、そうして毎日技術に向かい続けていたある日、案件のPMが心の病で不在になり、いわゆる炎上プロジェクトと呼ばれる状況になりました。これは果たしてリリースできるのか…?というような日々の中で「技術はあくまでも手段であって、このプロジェクトが成功して世の中の人に使われるようにならない限り全くビジネスインパクトがないのでは…」と思うようになったんです。
それから気がついたらプロジェクトの交通整理を自ら進んでしていて、PMをすることが多くなりましたね。

マネジメントしたことのあるチーム、プロジェクトの規模を聞かせてください。

SIer時代には数億円規模のプロジェクトでチームリーダーやPLをしていました。自チームは多い時で15人程度だったかと思います。
最近は5-6人の小規模プロジェクトを複数マネジメントしています。

これまでPMをしていて一番大変だったと思う経験は何ですか?

一番神経を使ってるなぁと思うのはステークホルダーとのコミュニケーションですね。仕様が決まればある程度答えが絞れてくる技術とは違い、人間同士の関わりには不確定要素が多く潜んでいます。それをプロジェクトの最初から最後まで見逃さないよう検知していくことが大変だなと思います。

3人寄れば文殊の知恵。周りに頼ることにこそPMの素質がある

プロジェクトが大変な時、どう乗り越えてきましたか?

納期が逼迫してどうにもならなかった時、当時のPMが私のチームに技術者を追加アサインしてくれました。最初は「今から仕様伝えるほうが大変だよ…」なんて思っていましたが、翌日からみるみるうちに状況が改善していき感動した覚えがあります。
リーダーとしてマネジメントが多忙になってくると、どうしても自分だけで抱えすぎてしまうんですよね。そんな時に周りに頼ることができるかどうかもリーダーの素質なのかもしれません。

PMをしていて一番楽しかった、報われた!と思った経験も教えてください。

自分だけでは解決できなかった問題を、チームメンバーが解決してくれる時ですね。今でも毎日感じていますが、「3人寄れば文殊の知恵」ってやつです。本当に、周りの人がいてこそ、お客様のビジネスにも影響を与えられるんだよな、と思います。

PMはできない理由ではなく、できる方法を探す

マネジメントをする時に特に気をつけていることやポリシーがあれば教えてください。

ビジネス要件に対して、できない理由を探すのではなく「どうしたら可能になるか?」を常に考えることです。
非IT事業者のクライアント様は特にその傾向があるのですが、しばしば技術者にとって無茶難題を投げかけてきたり、予算がなかったりということがあります。その時、「それはできません」というのは簡単ですが、どうしたら本来の目的を達成する形でベストを尽くせるかを自分たちが持つ手札から導き出すようにしています。

では、どんな人がPMに向いているのでしょうか?

先ほどの心掛けと繋がりますが、「できない理由ではなく、できる方法を探せる人」ですね!

最後に、これからマネジメントキャリアを目指していく人に向けて、メッセージをお願いします。

私自身はマネジメントキャリアを目指したというより、なるべくしてそこにいた、というように流れ着いてきました。
たぶんそれは人よりちょっと細かいことに気遣いができたとか、コミュニケーションが好きだったとか、情報整理が得意だったとか、そんな些細なことの積み重ねだったんだと思います。
「PMの資格を取って箔をつけるぞ!」と意気込むのも良いですが、まずは自分の好きや得意を生かせるようになることが、チームメンバーの特性を最大限に発揮するスキルにも繋がると思います。
私もまだまだ未熟なので、一緒に模索していきましょう!

ご協力ありがとうございました!

当然ですが、devPM主催のまいどるは記事も色々と書いています。

カンファレンスでは、devPM企画の思いと共に、新規事業プロジェクトの始め方やグロースに対する考え方を話してもらいます。

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